初採卵 空砲…
採卵日の来院時間が決められました。
なんと朝7:30!24時に座薬を入れて、さっさと寝る。
その時間に受付に行くと、私たちの他に5、6組のカップルが並んでました。
今日、みんな頑張る仲間。
受付の後、採卵室へ。ここで旦那さんとお別れ。不安です。
キーカードで自動ドアを開け、再び採卵の受付。
そこには18個くらいのベッドがあり、カーテンで仕切られています。
1番目の人から呼ばれて行くみたいで、私は2番。
ロッカーに荷物をいれ、直前にトイレを済ませ、ピンク色の手術着に着替え、頭にヘアネットをかぶる。1番の人が呼ばれ、しばらくすると私もスタンバイに入ります。
採卵室の外のパイプチェアで、ドキドキしながら待っていると、1番目の人がスタスタとでてきた。そんなにダメージは受けてなさそうだ…
でてきたと思ったら、すぐ名前を呼ばれ、中へ。体重計がありそれに乗る。
みんなが私の名前と生年月日を復唱しあって、私は台の上へ。
周りに結構たくさんの人がいた。8人くらいはいたと思う。
KLCは麻酔を打たず、細い針で卵胞を吸い上げる。そんなに痛くないって聞いてたけど、まず消毒の時点でグリグリ痛いし、不安で看護師さんの手を握ってしまった。そのあと、右上にあるモニタを見ながら、確認できた大きめの主席卵胞に針がささり、吸い込まれて行くのが見えた。
そのあとガーゼを入れ止血して終了。10分もなかった。
歩けなくなるほどではないけど、かなり痛くて、涙がでた。
15分ほどベッドで安静にする。
その間に、看護師さんがやってきて、一枚の紙切れを差し出した。
本日の採卵数「0個」
周りに聞こえないように配慮しているらしい。
ぜ、ぜ、ぜ、ぜろ?
確かに1回でうまくいこうとは思っていなかったけど、卵すらとれないってのは想像していなかった。しばらく放心状態だった。それから痛みでツーっと流れていた涙が、悲しみでワーっと溢れてきた。
看護婦さんにトイレにいってガーゼを2枚抜くように言われ、放心状態のまま言われたようにして、出血もなかったので、そのまま旦那さんのもとへ。
採精するために、待っていた旦那さんは、もうすでに他の待合室に移動していたみたいで、私が入ると優しい顔で待っていてくれた。すでに看護師から、今日は採れなかったので…と伝えられていたようだ。
痛かったよぉおおと、旦那にあった安心感からか、また大泣きしてしまいました。
診察に行くと、この「空砲」ってやつは、何周期かに一回はあるものらしく、このようなケースはよくあるみたい。そうは言われても、なんで空砲なのか。たまたまだったらいいけれど、もう私の体は卵を作り出していないんじゃないかって不安になります。
2割か3割の人が空砲になるって言ってた。それが当たった。でも昔流産したときも、10人に1人か2人は理由なく流産するって言われた。それが当たった。どうして、当たるのが難しい方に当たるんだ。
どうにか前向きになって、次の採卵を目指したいけど、またあの痛い思いをして、空砲だったらどうしようと、怖い考えが頭を離れません。これがまたストレスになって、体に悪影響なんでしょうね…
来月の採卵に向けて、ソフィアAというピルを処方された。
次、また生理3日目に来てください、とのこと。
卵子の質を上げるためにできることを考えなければ。
本日のお会計。
私↓
採卵(卵子得られず)=27、000円(成功報酬制度利用のため*)
再診料、フロモックス2日分(感染症防止)、ソフィアA12日分=594円
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合計27,594円也。
*成功報酬制度
1、35歳以下である
2、当院で第一回目の治療周期である
3、良好な卵巣状態と判断できる
4、卵管機能に問題がないと判断できる
以上の条件があてはまる方が適応となります。
というわけで、たった一回のこの制度、いきなり撃沈してしまいました。
次回からは通常料金ですね。
せめて、採卵だけでも…と思ったけど、あとに進めば進むほど、失敗した時の落ち込みようがすごいんでしょう。0か1か。ただそれだけなのです。